作者 :路那
出版社:コアミックス
巻数 :全7巻
※本記事には軽微なネタバレが含まれます
※評価はあくまで筆者の個人的な意見です
こんな人におすすめ
- ファンタジーの世界観を楽しみたい方
- 主人公が成長するストーリーが好きな方
- 自然の影響が大きい物語が好きな方
総評
:面白い!
巨大な動物のような精霊が存在し、生きている間はその土地に恵みを与え、死ぬと呪いを周囲に振りまく、精霊に翻弄されながら共生する人々、という世界観です。
このような世界の中、主人公のアルピは葬儀師という、呪いを振りまく精霊の魂を天に返し、新たな恵みとする仕事を生業として、旅をしながら成長していきます。
精霊というコントロール出来ない存在に翻弄される人々の希望、苦悩が鮮明に描かれていますが、日本も自然災害が多いので、考えさせられる、共感できるような話が多いです。
主人公のアルピも魅力的で、本当に真っすぐ前向きに生きていて、見ていて元気になるような性格です。従者ペレナイや、良い師匠となるセルセラと出会い、自分の思いを貫くだけじゃない、相手の気持ちも理解して対応を考える、みたいに、巻数が進むごとに成長する姿を見て、私も学ぶことが多かった気がします。
興味を持った方は是非読んでみて下さいね!
コメント