作者 :浅野いにお
出版社:太田出版
巻数 :全2巻
※本記事には軽微なネタバレが含まれます
※評価はあくまで筆者の個人的な意見です
こんな人におすすめ
- 思春期の恋愛模様を見たい方
- 人間の暗く弱い部分をリアルに表現している話が読みたい方
- 短編のマンガをサクッと読みたい方
総評
:面白い!
観光客も来ないような海辺の街に住む中学生の小梅と磯辺。小梅の自暴自棄から、二人が肉体関係を持ってしまう所から話が始まります。
思春期といえば、良い方向にも悪い方向にも影響を受けやすく、ブレやすい時期です。本作では紆余曲折ありながらも、二人の関係が悪い方向に流れていってしまう様子がリアルに表現されています。
もし素直に思いを伝え合えてれば、もし周りに相談できるような存在がいたら。少しでも何か1つでも変わっていたら結末も違っていたのかなと、それほど思春期は危うい時期なんだと思わせてくれる話でした。今から子供持つの怖くなりましたね。
浅野いにおさんのマンガは、本作のような人間の暗い部分を表現しているようなものが多いみたいなので、別作品も読んでみたくなりましたね。
本作も興味を持った方は是非読んでみて下さいね!
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