春の呪い【漫画のレビュー】

作者 :小西明日翔
出版社:一迅社
巻数 :全2巻

※本記事には軽微なネタバレが含まれます
※評価はあくまで筆者の個人的な意見です

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こんな人におすすめ

  • 大人の恋愛マンガが読みたい方
  • サクッと短編の話を読みたい方(全2巻)
  • ギャップのあるキャラクターが好きな方

総評

2 out of 3 stars:面白い!

 ※評価基準

 妹の春を亡くした夏美が、妹の元婚約者である冬吾と付き合い始めるといった、複雑な恋愛模様が描かれています。

 設定自体は結構重めで、春、夏美、冬吾と、登場人物それぞれの苦悩、葛藤が良く描かれていますが、全体としては暗い雰囲気はありつつも、あっさりとした柔らかいタッチで描かれていて、サクサク読めました。
 なので、めちゃくちゃ重くて愛憎まみれてって感じの話ではないですね。個人的にはこのくらいの軽さが気持ちよく読めるなという感じです。

 登場人物も魅力的で、夏美は妹の前では快活な姉を演じていたり、冬吾に対しても明るく接する場面が多いですが、妹への大きすぎる愛情故の闇をかかえてたりします。
 冬吾も基本冷静沈着、理論的で理系男子といった感じですが、段々と夏美を意識し振り回されるようになったりと、ギャップのあるキャラクターが多いですね。その二面性がそれぞれのキャラクターを引き立たせ、読者が共感できる部分を増やしている気がします。

 興味を持った方は是非読んでみて下さいね! 

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